握り寿司をB級グルメとして庶民的な食べ物にしたのが、回転寿司でしょう。それまで巻き寿司や稲荷寿司とは違って、握り寿司はやはりご馳走でそういつでも食べれるものではありませんでした。1958年に開発された回転寿司はビール向上のベルトコンベアをヒントとなって作られたそうです。全国的に回転寿司が広まって行ったのはハンバーガーなどと同じく1970年以降のことでした。くるくると回ってくるお皿の中にはお寿司だけでなく、デザートやジュースなどもあり、子供が喜ぶので家族層にも人気があります。また、握り寿司や巻き寿司の具にも天ぷらをつかっていたり、焼肉が乗っていたりなど、普通のお寿司屋さんではまず見かけない回転寿司ならではのものも多く見られ、生ものが苦手な人でも来店しやすい工夫がされています。最近では回転することがものめずらしいと海外でも人気を呼び世界中に進出しています。中でもイギリスでは駅や空港にも回転寿司屋があるのですから驚きですよね。
B級のすべて
高級なイタリア料理店も沢山ありますが、手軽に食べられて、お腹もちのよいパスタやピザも日本人が大好きなB級グルメと言えるのではないでしょうか。元々麺類が好きな国民性のためか日本人のパスタ好きは有名です。中でも家庭で手軽に作って食べることの出来るスパゲッティはよく食卓にのぼるのではないでしょうか。もともと日本にスパゲッティが広まったのは戦後のアメリカ経由でした。ですので、最初はイタリア料理と言うよりもアメリカの調理方法だったわけです。ゆでたスパゲッティをウインナー、たまねぎ、ピーマンなどと一緒に炒めてケチャップで味付けをしたものを「ナポリタン」と言う名前で喫茶店や洋食屋さんで出されていました。今も日本のパスタ料理としてナポリタンは存在しますし、家庭でも作られていますが、オリーブオイルたっぷりの現在のパスタ料理とは雰囲気の違うものですよね。ピザも日本人が大好きな料理です。今では宅配ピザなどが一般的になっていますが、こちらも日本に最初に来たのはアメリカ風のピザでした。1970年ごろから一般的なお店でも提供されるようになり、本格的なイタリア風ピザが広まったのはバブル期の頃からだと言われています。
パン物のB級グルメで忘れてはならないのがやはりハンバーガーですよね。大手バーガーチェーンなどでは100円バーガーまであるのですから、当たり前ですが5つ食べても500円とは驚きの価格です。アメリカではホットドックと並んで昔から愛されている国民食ですが、日本全国に広まったのは1970年以降のことです。それ以前に今ではご当地グルメとしても名高い佐世保バーガーは第二次世界大戦後にアメリカ兵から作り方を教えてもらって作られていましたが、全国的に有名になるのはずっと後の事です。ハンバーガーが日本中に広がっていくあいだに、照り焼きバーガーやライスバーガーなど日本人好みのものが開発されていきました。駅や繁華街にあるハンバーガー店のカウンターでほとんど待たずに買って食べることの出来るハンバーガーは、日本の立ち食い蕎麦のような感覚で広がっていったのでしょうね。また、郊外にある店舗型のハンバーガーチェーンにはドライブスルーと呼ばれる、車を横付けにして店の中に入ることなく購入できるシステムをとっており、販売数を伸ばしていて、アメリカ本土では売り上げの半数以上をこのドライブスルー占めているお店もあるようです。
